大雨による道路の冠水!車が水没してしまったときの対処と自動車保険

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ここ数年、台風やゲリラ豪雨などの大雨による洪水の被害を目にすることが増えてきました。
最近では静岡や熊本を襲った台風で土砂災害や車の水没などの甚大な被害がもたらされたばかりです。
大雨による災害はどこでも発生する可能性があり決して他人事ではありません。
今回は道路が冠水し車が水没してしまったときの対処方法と自動車保険の適用についてみていきましょう。



【どのくらいの水位まで車は運転できる?】


冠水している道路で水しぶきをあげて走る車の様子がニュースなどで流れますが、一般的には水深が30cmを超えるとエンジンが停止し運転できなくなる可能性があります。
車の種類や車両の形状、走行中の速度によってそれぞれ状況が違いますが、水深が車の床面を超えるとマフラーから浸水しエンジン内部が破損する原因となります。
またエンジンルームにまで冠水してしまうと多くのパーツが故障し修理が難しくなり高額の修理費が必要になるケースもあります。
車の水没は電気系統にも影響が生じパワーウインドウが作動しない、漏電やショートにより車両火災が発生するおそれもありますのでエンジンが停止したら無理に始動させないようにしましょう。


出典:国土交通省 水深が床面を超えたら、もう危険!
- 自動車が冠水した道路を走行する場合に発生する不具合について -



【走行中に車が水没してしまった時の対処法】


冠水した道路は進入しないことが大切ですが、もしも走行中に車が水没してしまったら水位が上がる前にすぐに避難を始めることが重要です。
水位がドアの半分の高さまでくると水圧が加わりドアを開ける事が困難になります。
その場合は窓から脱出することができますが電気系統のショートによってパワーウインドウが動かないときは窓ガラスを割って外に脱出することになります。
車のガラスは簡単に割れないようになっているため、脱出専用のハンマーを手の届く車内に備えておくと安心です。
フロントガラスは合わせガラスで割れにくいのでサイドガラスを割りましょう。



【水没した車は「車両保険」で補償される】


台風や洪水で車が水没した場合「車両保険」に加入していれば契約タイプが「一般型」「エコノミー型」のどちらでも補償の対象となります。
また、エンジンまで浸水し修理不能になった場合は「全損」となり、免責金額が引かれずに設定されている保険料が支払われます。
加えて、全損になった車両の廃車や買い替えの諸費用として車両全損時臨時費用が支払われます。



【車両保険の補償範囲】


台風やゲリラ豪雨によって水没した車両の損害は車両保険で補償されますが、地震・津波・噴火によって車が水没した場合は車両保険の補償対象外となります。
一般的な事故で車両保険を使うと翌年の等級が3等級下がりますが、水没で車両保険を使用した時は1等級下がります。



【日常の対策】


車を水没から守るためには日ごろからハザードマップなどを利用して冠水しやすい場所を確認しておきましょう。
台風や大雨の際には外出を控えることが大切です。
ですが突然のゲリラ豪雨など止むを得ない状況に遭遇したときは無理な行動はひかえ命を守ることを最優先しましょう。