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雪による車両損害は補償される?

12月も近づき、だんだんと冷え込みが厳しくなってきました。
冬を感じる日が多くなってきましたが、今日は関東各地で初雪が観測されました。
東京都心では11月としては観測史上初めての積雪となり、雪の影響で転倒によるケガ人や鉄道ダイヤの乱れがあったそうです。
都心では雪道になれていないドライバーの方も多いと思います。
雪道は滑りやすく、いくら注意をしていても事故を起こす可能性は高くなります。
雪道を走行中に車がスリップして事故を起こしてしまったり、積もった雪の重みで車が破損してしまった場合など、雪による損害に自動車保険がどこまでカバーできるのかチェックしていきましょう。

◆雪道での事故で・・・◆
『単独事故で自分の車を損傷させてしまった場合』 ➡ 車両保険で補償
※「一般型」に加入のみ補償されます。(エコノミー型では補償されません)
『ガードレールなどものを壊してしまった場合』 ➡ 対物賠償保険で補償
『相手がいる事故の場合』
‹相手の怪我›
・対人賠償保険で補償。
‹相手の車›
・対物賠償保険で補償
‹自分の車›
・相手が車の場合 → 車両保険で補償(「一般型」「エコノミー型」どちらでも補償)
・相手が車でない場合 → 車両保険「一般型」で補償(エコノミー型では補償されません)
と、相手が車なのか、そうでないのかで補償が違ってきます。

雪道の事故でも基本的な自動車保険でカバーできますが、スタットレスタイヤやチェーンなどを付けずに運転して事故を起こした場合は免責事項の「重過失」にあたる場合があります。
自動車保険が適用されないケースがありますので注意が必要です。

その他
◆積もった雪の重みで車の天井がへこんだ
◆雪でカーポートが倒壊し、車が下敷きになった
◆車が雪崩に巻き込まれた
などは車両保険の「一般型」「エコノミー型」どちらのタイプでも補償されます。

事故の状況や保険会社によって補償内容が変わってきますので、大雪で車両に損害があった場合は、必ずご加入の保険会社へ確認してみましょう。

1等級になってしまったら

自動車保険の等級は“無事故”や“保険を使用しない”と1年間で1等級ずつ上がっていきます。
前回の「中断証明書」でお伝えした通り、コツコツと積み上げた等級割引はとても大切ですよね。
新規で自動車保険を契約すると等級は「6等級」から始まり最高で「20等級」に。
20等級にもなるとかなり高い割引率が適用されます。
しかし、事故を起こして保険を使用した場合は1等級ずつではなく1回で3等級ダウンになってしまい、1年間に何度も事故を起こすと等級が「1等級」になってしまうこともあり得るのです。
「1等級」になってしまうと保険料が割高になってしまいます。
これも大きな問題なのですが、1等級のデメリットはこれだけではないのです。

『自動車保険の更新ができなくなる』
『自動車保険の新規契約ができなくなる』

自動車保険の更新ができなくなるという事は、満期日を過ぎれば無保険車になってしまうということです。
保険会社は1等級になると「事故をよく起こすリスクの高い契約者」と判断するため、加入自体が拒否されます。
では、1等級になってしまい自動車保険に加入できなくなったらどうすればよいのでしょうか。
実は1等級の方が等級をリセットし自動車保険を利用できる方法があるのです。

◆車を増車して家族名義で保険を新規契約する
増車すると新たに1つ保険が必要になるので新規の6等級からスタートとなります。
家族限定等を付ける事で家族名義の保険で運転が可能になります。
※1等級の車両の代わりと判断され保険会社から契約解除を言い渡される場合もあります。

◆13ヶ月間を無保険状態にする。
1等級で更新が不可能となった場合は13ヶ月間自動車保険に加入することができません。
13ヶ月経過後に自動車保険を契約すれば等級がリセットされ再び6等級からスタートできます。

無保険状態で万が一事故が起きた場合は取り返しのつかない事になってしまいます。
13ヶ月間は車を運転せず、その間どうしても車が必要な場合は保険が付いているレンタカーを利用することでもカバーできます。
無保険の車両に乗ることは非常に危険な行為ですので13ヶ月車に乗らずにリセットする事が大切です。

中断証明書

「海外赴任・転勤が決まった。」
「車を売る事にする。廃車にする。」
生活環境が変わって車に乗らなくなり、車が必要ではなくなることがあると思います。
車を手放すときには加入していた自動車保険も解約する事になります。
ですが、1年間無事故を続け毎年1つずつ上がっていった等級の割引率も一緒に無くなってしまうのはとても残念ですよね。

数年後に車に乗る可能性や、結婚や転勤によって生活スタイルが変わることもありますので、このような場合は自動車保険の解約とあわせて「中断証明書」の発行手続きを取っておきましょう。

自動車保険を解約した後、新たに自動車保険に加入する時は6等級からスタートしますが、中断しておけば以前の等級のまま保険に再加入することができます。
さらに、最長で10年間等級を中断しておけるので、7等級以上であれば「車に乗る予定は今後ないだろう」と思っても新たに加入し直すよりもお得になるので、もしものときの為に中断手続きをしておいたほうがいいでしょう。
中断は本人だけでなく家族が引き継ぐこともできます。
将来、家族が車に乗る事になった時に等級を継続して割安に手続きすることができますので、有効に利用していきましょう。

中断証明書を発行するには一般的に下記のような発行条件があります。
◆中断前の等級が7等級以上であること
◆車の売却、廃車、譲渡、車両入替、リース業者へ返還の手続きが済んでいること
◆満期日・解約日から6ヶ月以内に保険契約者が海外渡航で出国であること

数年後に中断証明書を利用して任意保険に入る場合は、以前加入していた保険会社でなくても利用する事ができます。
保険料の節約にもつながっていきますので、この中断制度はぜひ覚えておいてください。
中断制度は保険会社によって条件や補償内容などが異なりますので、必ずご加入の保険会社に問合せをしておきましょう。

友人の車を運転中に事故を起こした

今年も残すところ2ヶ月をきりました。
「引っ越しで友人から車を借りることになった」
「年末の帰省で実家の車を運転する予定」
など、他人の車を借りて運転する機会も多くなってくる季節です。

万が一借りた車で事故を起こしてしまった時、加入している自動車保険の契約内容によって補償が違ってくるのをご存知でしょうか。
私は以前、友人の車を運転中に追突事故を起こしてしまった事があります。
友人とドライブ中、運転をしていた友人が眠たくなってしまったので替わりに運転していたのですが、ブレーキが遅くなり赤信号で止まっていた前の車に追突してしまったのです。

このように友人の車で事故を起こしてしまった時、補償はどうなるのかについて今回お話ししたいと思います。

【契約車両(友人)の任意保険を使う】
運転者の条件を満たしていれば友人の自動車保険を使えますが、自分が対象になっていない事も考えられます。(年齢制限・本人/配偶者限定など)
また、保険を適用した場合には自動車保険の等級がダウンし保険料の負担が増えてしまいます。
※私は友人の自動車保険を使用し、等級ダウンと保険料負担で迷惑をかけてしまいました

【契約車両(友人)の自賠責保険を使う】
自賠責保険は車両に対してかけられている保険ですので、被保険車両で起きた事故で相手側のケガや治療は保障の対象となります。

【自分の任意保険を使う】
ご自身が所有している車で加入している任意保険に「他車運転危険補償特約」がセットされていれば、他の自動車で事故をおこした場合でも補償が適用されます。
ただし、この「他車運転危険補償特約」は車両種類に制限があるなど、他人の車を借りた事故すべてが補償対象になる訳ではありません。
この特約が適用されるのか、詳しくは補償内容をご加入の保険会社に事前確認が必要です。

友人や知人との車の貸し借りは、気を付けなければトラブルになってしまうケースが多いです。
私のように、友人に迷惑がかかる事のないように、いざという時の為に「他車運転危険補償特約」の存在を知っておく事や補償内容を確認しておく事が大切です。

野生動物との衝突事故。保険は受け取れる?

自然豊かな場所や高速道路をドライブ中に「事故にあった野生動物を目撃した」ことがある方は多いと思いますが、実際に野生動物と衝突してしまった!という方はいらっしゃいますか?
以前、夏休みの渋滞を回避するため山道を夜走行していた際、側道から鹿が突然飛び出してきて危うく轢きそうになった事がありました。
実際に体の大きな鹿などと衝突すると、車が廃車にってしまうケースも珍しくないそうです。

自動車走行中に野生動物と衝突して車が破損してしまった場合は車両保険で補償されるのでしょうか?

野生動物には飼い主がいません。責任能力・賠償能力もありません。
法律上では動物は「物」として扱われることがほとんどです。
ですので、シカなどの野生動物に衝突した場合には、物に衝突した時と同じ“単独事故”扱いになりますので、車両保険の「一般型」に加入していた場合に保障されるケースが多いです。
事故の状況や車両保険の種類によっては保険金が支払われないことがありますので、心配な方は車両保険のタイプを見直してみるのもいいかもしれません。
ドライバーや同乗者がケガをした場合は「人身傷害補償」や「搭乗者傷害保険」で補償されるケースもあります。

野生動物と衝突してしまったら、まずは事故の発生を警察に連絡し、動物が死亡している場合は素手で触れずに交通の妨げにならない場所に移動させましょう。
衝突を避けるためには、スピードを出さないことがいちばんだそうです。
自然豊かな場所での運転は野生動物との事故に遭遇することがあるかもしれません。
動物の習性を理解してあわてずに対応できるようにしていきたいですね。